ヴァイオリン科
親子レッスン
当教室では、幼児の方の音楽レッスンには、親子レッスンを導入しております。
音楽の教育は早ければ早い程よいと言われておりますが、小さなお子さまの場合、なかなかレッスンに集中する事が難しく、気が散ってしまい、レッスンにならない事も多々ございます。
講師とも相談しておりますが3歳児、4歳児では正味、30分のレッスンの内、3分から5分集中できればよい方との事です。音楽教室としましては、あまり申し上げたくは無い事ですが、ここで正直にお話をしておきます。
幼児レッスンの進め方
効率的に音楽を習得していただくためには、講師の指導以外にもご父兄の皆さまのご協力が大変重要です。何を習うにしてもそうですが、予習、復習が習い事には大変不可欠です。
そこで当教室のヴァイオリン科では、お母さまがお子さまのレッスンの補助ができますよう親子レッスンを導入しております。
お子さまは、自分だけ特別な事をするのは嫌がりますが、お母さまと一緒ならできるものなのです。教室でもお家でもどうか一緒にレッスンをなさってください。
まずは、お子さまのレッスンから始めます。大体10分程度過ぎれば集中力が途切れてきますので、お母さまのレッスンに切り替えます。そのレッスン内容は、お母さまに弾けるようになっていただくためのレッスンよりも、家でお子さまにしていただく、復習と予習などで、お母さまにみて頂きたい事を重点的に教えます。
「それでは弾けるようにならないのか!」と早とちりされそうですが、基本中の基本を徹底的に教授しますので、諦めなければ必ず弾けるようになります。まずは、お子さまが慣れるまでは指使い、弓使いを重点に教えて行きます。少し進めば、曲を導入しますのでお子さまに弾いてみせてあげてください(そう長くはかかりません)。
大人の場合、講師の話を理解する事はできますが、なかなか体がついて来ないものです。逆にお子さまの場合は、話は理解しづらいのですが、一旦理解してしまえばすごく早いのです。概ねお母さまの方が、しばらくの間は先行する事になるでしょうか。
あとは、講師とお母さまの二人三脚で、お子さまを上手に「おだてる」「褒める」で乗せて行きます。決して、怒ったり、叱ってはいけません。何よりも、お母さまができない事は、お子さまにもできないのです。
親子レッスンを導入する、しないでは、上達のスピードが数倍は違うと言われます。今、世界で活躍している演奏家のほとんどが、親子二人三脚で始められた方たちです。幼少期に無駄な時間を浪費されないためにも、ご理解とご協力をお願いいたします。